メンテナンス不足は思わぬ事故を引き起こします。
安全作業のために、日頃から各部の点検・整備を行いましょう。
潤滑不足は異音の発生や構造物破損の原因につながります。
適切な給脂は各摺動部の摩耗の減少や寿命の延長につながります。部位に応じた給脂を必ず実施してください。
劣化したオイルは、クレーンの作動不良や油圧機器の破損につながります。
オイルタンクに入り込む空気は常にゴミや水分を持ち込みます。
また、油圧機器も作動中少しずつ摩耗粉を発生しますので、作動油や各部のギヤオイルは定期的な交換を行いましょう。
作動油タンク
ウインチ減速機
旋回減速機
ワイヤロープは消耗品です。
以下の状態になったら交換してください。
ワイヤロープ“1より”の長さの間で、素線の10% 以上が切れているもの。
直径の減少が、公称径(カタログ表示)の7%を超えるもの。
キンク(曲がり、もつれ、よじれ)形くずれ、腐食の著しいもの。
ネジ・ボルトの弛みはありませんか?
クレーン各部のネジ・ボルトによる接合箇所を定期的に点検し、必要に応じて増締めを行ってください。
部位によっては、クレーンの倒壊などの事故を引き起こすこともあり、大変危険です。
パッキンやシール類などの消耗品も、こまめなチェックが大切です。
クレーンを安全にご使用いただくために、パッキンやシール類は使用後3年毎に交換してください。
ラジコンは精密機械です。
取り扱いに十分注意しましょう。
送信機本体およびゴム類に変形やひび割れがあると、内部に水が浸入し、電子回路を損傷させ作動トラブルの原因となります。
また、スイッチや速度レバーに引っかかりがあると、作業者の意図に反してクレーンが動作状態になり、大変危険です。
選択スイッチタイプ
ジョイスティックタイプ
定期点検は安全作業のために重要です。
安全第一を目指して、定期的な点検を行いましょう。
(クレーン等安全規則第78条)
移動式クレーンを用いて作業を行なうときは、その日の作業を開始する前に(中略)点検を行なわなければならない。
(クレーン等安全規則第77条)
移動式クレーンについては、1月以内ごとに1回、定期に(中略)自主検査を行なわなければならない。
(クレーン等安全規則第77条)
移動式クレーンについては、1月以内ごとに1回、定期に(中略)自主検査を行なわなければならない。